渉猟:広くわたり歩いてさがし求めること/広辞苑
ダイエットを目的に筋トレ(肌肉訓練)している人の中には、「低負荷の運動の方がより脂肪を燃やす」というのは理不尽に感じている人もいるみたい、、、。
で、「なぜ“早歩き”程度の運動が一番脂肪を燃焼させるのか?」を、考察してみると、掲題の「渉猟」にいきついたというワケです。
農業は1万年、狩猟採集生活は少なく見積もってもウン百万年。
採集ではもちろん食べられる木の実・キノコ・貝類を効率よく集めるため早足になるでしょうし、狩猟においても獲物を探して早足で歩き回っている時間の方が大半なワケです。(現代人の「散歩」程度の速度で歩くなどというコトはまず無いのではないかと、、、。)
この時、筋グリコーゲンから消費する割合が高いと、食べ物を集めるために筋肉が減り、ちょっとした飢饉で復帰できず、痩せ衰えて活動できなくなってしまいます。
その為には、狩りの獲物を探したり、食べられるものを採集するという「渉猟」運動の時は、貯金たる体脂肪を燃やし、なるべく筋グリコーゲンを消費しない人の方が、生存率が高かったと類推されます。
と、いう次第で、「体重はカロリーと同じで、間違ったインジケーター」だと思うので、健康長寿の為に管理すべきは、1に体脂肪率、2に筋肉量。
う~~~む、3番目は柔軟性かな?と。