『人は、「はやっている(人気がある)」「有利と言われている」モノを“好き”と錯覚する』

 先日亡くなられた堺屋太一氏がTVで話しておられた言葉です。
 元ネタは、マリリン・ファーガソンという女性の『人間は「有利だ」と聞かされたものを、「好きだ」と錯覚してしまう、そのように教育を受ける』らしい。

 会員さんから、「体脂肪率が26%なので、筋トレをやって減らそうかと思っている」という話を聞いて、浮かんだのが表題の言葉。
筋トレって流行っているんですね~~~。(^_^;)
 いえね、その会員さんはフルマラソンを何度も完走している人なんで、走るのが好きで週に数回走っているハズなんです。(仕事が忙しくなり、道場の方には最近は週一のペースでしか来られてませんけどね)
 それでも、走りのレベルを上げようとか、脂肪燃焼に効果の高い練習法を聞かず、筋トレを考えるっていうのは、筋トレとダイエットがそれだけ人気があるってコトなんでしょうね。

 最近は、サンクコストに縛られずに、「心地良い」にはお金を払うことに留意しています。(直近では、細くて洗い難かった断熱ジョッキを少し径の広いものに買い換えました。(^_^;))
 自分の過去を振り返って見ても、「カッコ良い」と思って消費したものって、だいたい上記の「流行っている(人気がある)」に影響を受けていて、効率や使い勝手がイマイチで死蔵しがちであったように思えます。
 運動もそうで、自分が心地よいもので、かつ自身の価値観に合ったものないと長続きするのは難しいです。

 私はダイエットについて、体を痛める作用とリバウンドの率の高さから「(痩身信仰と将来不安につけ込む)マスコミのマインドコントロールに基づく、間違ったKPIですよ」と、お奨めしていません。
 最近は、「流行りに影響を受けて、無駄な金と時間を使うのも、本当に自分が好きなモノを知る為の必要コスト」なんだよねと、達観はしてきてはいますけど。(^_^;)

 まあ、件の会員さんの場合、一番の問題は、就職してひとり暮らしを始めて以降20年程朝食を食べたコトがない、という生活パターンなようですが、、、。

 「快食・快眠・快便・知楽・動楽(知と体二つの趣味)」って,思ってたよりハードル高いのかな?

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