運営備忘帳】大会の業務の本当の仕事について

大会後ちょうど1週間が過ぎたワケですが、運営スタッフの悲しそうな顔と叫びが、心にトゲの様に刺さっていて、なんとかしてあげられなかったのか、と自分を苛みます。(ρ_;)

一人は、「選手呼び出し係」の男性。出場選手をコールする時に不在に気づき、呼び出し放送をしているらしく、順番がシャッフル状態になり、悲しそうな顔で背を丸めていた姿が思い浮かびます。
彼もまた、当日突然言われたんでしょうね。
「選手呼び出し係」の本当の仕事は、審判や観客に「次の選手の名前を告げる」事では無く、「予定通りに、選手を試合場に立たせる事」であり、その為には2~3試合後の選手が待機しているかに目を配り、いなければいそうな場所にスタッフを呼びに行かせる事、なワケです。(それに役立つトランシーバーのレンタル業者も申し送りしておいたのですが、、、、。)
体育館の反対側で撮影をしていた私は、、(貴方の向く方向は役員席側ではなくて、選手待機場所方向、ツマリ後ろ側なんだよと)アドバイスを与えることもできず忸怩たる思いでいました。

いま一人は、「放送係」を任されていた男性。
「放送係」の本当の仕事というか重要なのは、「予定を読み上げる事」よりも、「予定が変更になった時に、スタッフ&観客に、分かり易く伝える事」なワケです。
(実行委員長が渡された業務リスト、ほぼ全てを放り出した為)タイムテーブルが無かった上、「運営統括」不在で、日中の放送担当双方に修正内容を伝える人がおらず、中国人から修正がくると中国語放送のみで、日本人から修正内容が来ると日本語放送のみでなされていました。
隣に座る人との情報交換をしないというのは、放送内容と現実の齟齬=失敗、に直面しないという「自己防衛」なのかな?、と。

それぞれの人に、上記の「本当の仕事」を伝えた上で、心構えとして、「できなかった事例を数えるのでは無くて、リカバリーできた事(つまり成功体験)を心に留めて欲しい」旨伝えておいてあげられれば、あんな嫌な思いをさせなくて済んだであろうに、と考えています。(ρ_;)