『散打ワンポイント講座:「守中用中-2」;「拉(引く)」の技法』

散打の要訣「守中用中」(中心を守りつつ、中心を攻める)の為の技法です。
接敵時、相手も当然中心を防御しますので、それを崩す技術が必要になります。


ポイントは、腕で引くのでは無く、「拉勁」:全身の筋肉・バランスを統合した「勁力」で引くことです。
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2019/09/16(月) 新宿コズミックSCにて

明師考】散打の階梯(カッコつけたり、モッタイつけるのではなく、より多くの人に楽しんで貰う為に)

今日は、新宿コズミックSCで行われた、「日中精武会連盟セミナー」へお邪魔して来ました。
実は今日は来月開催の秋季大会の第一候補の日でして、柔道場ではなく、剣道場が当たった為、日中精武会連盟のセミナーとなったという経緯があるのです。(^_^;)


セミナーのメインテーマは「推手」だとお聞きしていたのですが、「散打」についても多くの時間が割かれていました。
で、イツメンの劉湘穂・常松勝・李志明老師との交流を楽しみしつつ、近場なので「今日すぐそばのコズミックでセミナーやってるよ」と電話したら、花舞影老師も来られました。(^_^)

劉湘穗老師と「武林を/散打を、盛り上げる方策」について意見交換を進めているワケですが、ミンナがトーナメントにエントリーしなくて良いのはモチロン、散打をやらなくても良い、んですよね。(^_^;)
我々の願望を言ってしまえば、「套路以外も楽しんで欲しい」に尽きるかな、と。
で、

Step-1】用法・体練法の紹介交流会(寸止め)
Step-2】ノンコンタクト練習会※
Step-3】ライトスパー練習会/交流会=ライトコンタクト
Step-4】(友好大会式勝負不問の)散打ワンマッチ
Step-5】散打トーナメント

という、順番/階梯になるかな?、と

※「より多くの人に武術を楽しんで貰う」為に、「ケガ無く,技を振るう事を楽しむ/振るわれ、体験したことを感謝する」というコンセプトは、最近知己を得た高久先生の「掛け試し稽古会」にも共通するし、我々が育て損ねた「関フル」「フル金」とも共通してますよね。(^_^;)

今日のセミナー、散打にも時間をダイブ割かれていたと書きましたが、老師方の意識がSTEP-1の「用法・体練法の紹介」的な要素に囚われていた感じが強かったです。他方、やはり散打に意識のない人は、「寸止め」ではなく、「尺止め」になりがちでしたケド。(^_^;)

結論です。
最近、Step-2に相当する「ノンコンタクト練習会」が流行っているようです。(嫉妬してたりして。(^_^;))
でもコレはStrep-4~5を経験している人が、「幅を広げる/経験・知識を広げる」のに有用で,中国武術界のような「散打/自由組手をデフォルトでやる環境が少ない」環境に身を置く人には、ちょっとハードルが高いのではないかと、感じています。

というわけで、「ガッツリ」でなくて良いので、Sttep-1~5をひととおり経験し、しかる後に「自分が一番楽しい領域」を味わってもらえたら、いいんじゃなかろうか?、と考えている次第。です。(^_^)

晴功雨読の日々】今日は「蹬脚」練習(^_^;)

(2000年に平和島に引っ越した頃、割と無印良品が気に入っていたことも有り)北側の出窓に、ポリプロピレン製の4段ストッカーを8列並べました。
出窓の深さとストッカーの奥行きが同じ40cmなので、あつらえたようにピッタシで大満足でした。(^_^;)

が、20年も経つと光劣化で、ボロボになっている事に気づき、結局4×8列全てを買い換えることにしました。

と、いうワケで、今日は中箱と外箱で64個のBoxを粗大ゴミにならないように、細かくしていました。
最初は、キレイにするため、電動ノコを使ったりもしてみましたが、結局蹴って砕くのが一番早いことに気づき。ひたすら踵蹴り(蹬脚)をしていました。(実は、先日右脚小指を柱にコッツンしてまだ内出血が治りきってないので、踹脚は控えました。(^_^;))

それに合わせて、ツイツイ「モッタイナイ」意識に縛られて取っておいた、捨てた機種のACアダプタとかACケーブルも廃棄しました。
(明日は、古いケータイやスマホの付属品も廃棄しないと、、、、)

先週の終末は、ほとんど使っていない、「サイドテーブル」と「コタツ用の椅子」という木材の塊を,(鉈の類いはサスガに無いので)バールで破砕した関係で、翌日からいつもと違う腰疲労を感じ、「を!、いい練習になったかな?」などと考えていました。(アレ?、 体幹を鍛えるに良いのは、穴掘りだっけ?(^_^;))

ハテ、貴重な週末の午後をほとんどを破壊行為に勤しんだ結果はどうなのか?
明日の肉体疲労を楽しみに待っているところです。(^_^)
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明師考】散打ワンポイント講座:「ゲーム感覚」と「緊張感」

「散打」というのは、「練習の1種」ですから、言うなれば「手段」です。
一時期「関フル(関西フルコンタクト空手交流会)」や「フル金(フルコンタクト空手交流会in金沢)」などに積極的に関与し、中国武術以外の人達とライトスパーをたくさんやらせて貰いました。
その時、「をを!、極真ルールって交流に向いている。」という発見をしたりしました。(その時期に得た知友は、今も大切な財産になっています。)

ライトスパーは難しいことを考えず、自分にできること、やりたいことをやってみて、「できた喜び」~「使えた歓び」という「幸福」を積み重ねて行けば良いモノだと考えています。

他方「(散手競技の)トーナメントで優勝するという「目的」が明確な場合、「弱点を減らし、長所を伸ばす」という、長く苦しい道を歩むことになります。(^_^;)

表演試合も、全員が出る必要はないワケですが、人前で演武する経験も、進歩・成長に有効であるし、楽しいものです。(劉湘穂老師とその機会を増やす為のイベントも企画中です。)

今まで、「防具散打」「フリースタイル散打」「グローブ散打」「キックボクシング」「散手競技」のワンマッチとトーナメントを開催して来ましたが、より初心者に、楽しんで貰えて、勉強にもなるように、「ライトスパー」の時間を、10/14(月)の「秋季散打友好大会」では設けようと考えています。

自分が肉体的ダメージを負うこと無く、技能を振るい合うことを楽しむのが、「ゲーム」なんだろうな、と考えています。
Soft器械をやり始めた時に意外だったのが、「痛い」という感想でした。
「(散打に較べたら、全然)痛くないですよ」と説明したのですが、「痛くないモノ」と考えた人には、「それなりに痛かった」みたいです。(^_^;)

ケガの頻度や痛み(肉体的ダメージ)は、

Sofr器械<Hard器械<ライトスパー<ワンマッチ<トーナメント

と増えていくワケですが、直接対戦相手の肉体を攻撃をする事のないサッカー等の球技でもケガは少なくありません。
「技能を振るい合う」時に、「緊張感」を持って、「100%安全」とか、「(防具があるから)ダメージはゼロ」と考えずに、その緊張感も楽しんで貰えたら、と考えています。
緊張感を持っていると、ダメージって少なくなったりしますすね。


明師考】散打ワンポイント講座:ファーストコンタクトにおける基本技法(その2)「直-横,横-直」

「直」とは「直打」で、ジャブや前蹴りのように、相手から自分を結ぶ線上に乗ってくる打撃のこと。
「横」とは、「横撃」で、回転力を利用した、フックや横蹴りなどの事を指します。

「直-横」とは、「直打は横移動で避け」、
「横-直]とは、「横撃には、直動(前(後))移動でポイントをずらす」

という基本原則を指しています。

搞活・明師考】散打ワンポイント講座:ファーストコンタクトにおける基本技法(その1)『守中用中』

散打の要訣を表す言葉に、『守中用中、以静制動、以柔刻剛』があります。
『守中用中』……中心を守り、中心を用いて攻める。
散打の初心者が悩む、「ファーストコンタクトにおける心得」を、簡潔に表しています。

初心者は、まず自分が学んでいる武術の中から、「ファーストコンタクトを制する技術」を洗い出す必要があります。(映画と違い「塔手」からはじまる事は、まずありませんからね。(^_^;))
洪家拳では、ファーストコンタクト時に、「千斤一墜鐵門閂」(閂:かんぬき,サン)という技を多用します。

『工字伏虎拳』
『第82式千(センキンイッテツテツモンサン)
Qiānjīn yī zhuì tiě ménshuān

表紙_『工字伏虎拳』第82式_千斤一墜鉄門閂20190721_1618(5)_82式_鉄門閂

千斤一墜鐵門閂:千斤一墜鉄門閂:千斤一墜鉄門閂
両拳雙掛猛力出;両拳双掛猛力出;両拳を力一杯突き出す
此法破敵非小可:此法破敵非小可:この方法で敵を破ることは少なくない
嶺南洪拳有絶術:嶺南洪拳有絶術:嶺南洪拳の必殺技
『黄飛鴻嫡傳 工字伏虎拳 』

ジャッキー・チェンが出世作「酔拳」で演じていたのが、この黄飛鴻ですね。
(「酔拳Ⅱ」で母親が「飛鴻、やっておしまい」と言うのを見るまで、気づかなかった。(^_^;))

搞活】伝統武功協会訪問

今日は、旗の台の「洪家拳・散打・器械」教室にお邪魔してきました。
劉老師、、最近散打指導に熱が入っているとお聞きして、気になってたんですよね。(^_^;)
残念ながら、(自分の教室もあるため)初めのサワリだけでしたが、、、、。

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「洪家拳・散打・器械」教室の皆さん(の一部) 結跏趺坐したまま、準備運動をされるんですよね。(^_^)
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散打の基礎技術を指導される様子。
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「巌流島」等で売り出し中の今野淳選手に指導される劉湘穂老師。
※今野選手は「2019年秋季散打友好大会」に「ワンマッチ,できるだけ多くの試合」でエントリー済。(^_^)


搞活】散打広報写真:2019年春季大会-2

う~~~む、なんかAdove Premiere Elements 、エラーが多い。
こないだも、切り取りがうまく行かなくて、再起動したし、やったはずのデータが見当たらない。

と、いうワケで、画像ビューワーとして、一番期待している、フリーのIrfanviewで、切り取ってみました。

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写真だと、かすったハイキックを掴んで軸足を刈っているように見えると思います。
実は、刈り損ねていて、決まってはいないんですよね。(^_^;)

「かっこ良い」写真の切り出し

どうやったら、中国武術(散打,撃剣・器械)に興味を持ってもらえるか~多くの人にやってもらえるか、を日々かんがえているワケですが、、、。
ひとつの案として、「カッコ良い」シーン(写真・短時間の動画)を、数多くUpするを考えています。

と、いうワケで、見ようによっては、ソコソコかっこよさげな写真を動画から切り出してみました。(^_^;)

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あれ? ほかにも、連続写真を切り出したとおもったのだけれど、見当たらない。(ρ_;)