明師考】散打の階梯(カッコつけたり、モッタイつけるのではなく、より多くの人に楽しんで貰う為に)

今日は、新宿コズミックSCで行われた、「日中精武会連盟セミナー」へお邪魔して来ました。
実は今日は来月開催の秋季大会の第一候補の日でして、柔道場ではなく、剣道場が当たった為、日中精武会連盟のセミナーとなったという経緯があるのです。(^_^;)


セミナーのメインテーマは「推手」だとお聞きしていたのですが、「散打」についても多くの時間が割かれていました。
で、イツメンの劉湘穂・常松勝・李志明老師との交流を楽しみしつつ、近場なので「今日すぐそばのコズミックでセミナーやってるよ」と電話したら、花舞影老師も来られました。(^_^)

劉湘穗老師と「武林を/散打を、盛り上げる方策」について意見交換を進めているワケですが、ミンナがトーナメントにエントリーしなくて良いのはモチロン、散打をやらなくても良い、んですよね。(^_^;)
我々の願望を言ってしまえば、「套路以外も楽しんで欲しい」に尽きるかな、と。
で、

Step-1】用法・体練法の紹介交流会(寸止め)
Step-2】ノンコンタクト練習会※
Step-3】ライトスパー練習会/交流会=ライトコンタクト
Step-4】(友好大会式勝負不問の)散打ワンマッチ
Step-5】散打トーナメント

という、順番/階梯になるかな?、と

※「より多くの人に武術を楽しんで貰う」為に、「ケガ無く,技を振るう事を楽しむ/振るわれ、体験したことを感謝する」というコンセプトは、最近知己を得た高久先生の「掛け試し稽古会」にも共通するし、我々が育て損ねた「関フル」「フル金」とも共通してますよね。(^_^;)

今日のセミナー、散打にも時間をダイブ割かれていたと書きましたが、老師方の意識がSTEP-1の「用法・体練法の紹介」的な要素に囚われていた感じが強かったです。他方、やはり散打に意識のない人は、「寸止め」ではなく、「尺止め」になりがちでしたケド。(^_^;)

結論です。
最近、Step-2に相当する「ノンコンタクト練習会」が流行っているようです。(嫉妬してたりして。(^_^;))
でもコレはStrep-4~5を経験している人が、「幅を広げる/経験・知識を広げる」のに有用で,中国武術界のような「散打/自由組手をデフォルトでやる環境が少ない」環境に身を置く人には、ちょっとハードルが高いのではないかと、感じています。

というわけで、「ガッツリ」でなくて良いので、Sttep-1~5をひととおり経験し、しかる後に「自分が一番楽しい領域」を味わってもらえたら、いいんじゃなかろうか?、と考えている次第。です。(^_^)

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