第1講】『“いい人スイッチ”のOFF』
「散打をやってみたい」という人はポツポツといるのですが、いくつかの初期ハードルを越えられない人が割といます。
最近気になっているのが「どうやっていい人スイッチを切るか」だったりします。
・攻防を教えるために、「打って/蹴ってきて」と言っても、力を込めたり当てたりするのを遠慮しすぎる。
・双方が防具を着けていても、(その前に、防具も防御が100%でないことを体感していると)打つのを遠慮したり、受けの時に過剰に逃げたりする。
コレを私は、『“いい人スイッチ”がONのまま』と呼んでいます。そして、コレは「過剰な防御反応」とセットな事が多く、進歩を妨げます。
原因は、それまでの人生で一度も殴ったり殴られたりした事がないことだろうな、と。(一人っ子だと兄弟げんかもできないし、、、)
「ライトスパー練習会」のように、それ目的で集まった人が多いと、雰囲気につられて、遠慮が少なくなるんですけどね。
対策としては、昔に較べてはるかに「優しい」人が増えていますので、自分が習った30年前に較べて、「痛くない練習の割合を増やす」事だろうな、と。
と、いった流れで、少林寺の防具を入手したりしているワケです。(^_^;)