搞活雑録】新型コロナ雑感:ちょっと難しい局面になりつつあるような、、、。

副題:来(水)からの新講座開講は難しいかな、と?

 先週末の日曜日、古河市の雀神社の奉納演武会に伺った折、千葉や埼玉の先生方から、「体育施設が軒並み使用中止」「体育館外の芝生で練習していても、帰れと言われた」というお話を聞いて、「 (東京と違って)、地方は同調圧力がキツイんだな~~~」という感想を持ちました。
 他方私の考えは、「まだ(濃厚接触を避けるのに留意しつつ)健康や経済を優先させる時期だと思うけどな」でした。

 帰ってきて、都内の体育施設の対応状況を調べてみたら、
・新宿スポーツセンター:全館休館 3/1~3/31
・新宿コズミックスポーツセンター:全館休館 3/1~3/31
・戸越体育館:フリー利用中止 3/2~3/31
でした。(さらに、25(水)の知事会見を受けて、期間延長になっていますね。)

 で、少し前から劉湘穂老師に奨められていた、水曜1~2時、戸越体育館での新講座「初心者向け内家拳講座」、水曜午後の時点では、「濃厚接触しないように、距離を取って、触れないようにして行えば可能かな?」と考えていました。
 が、夜に知事の会見「感染者数の増大,週末の外出自粛要請」を見て、「実施は難しくなってきたかな?」と考えるようになってきました。
 「感染者数の増大」を受け、「感染爆発を避ける為」、「週末の外出自粛」を行ったとして、その効果が現れるのは2週間程度後。
 今増えつつある陽性患者は、2週間ほど前に感染した患者であろうから、これから増えて行くと思われ、それに連れてより厳しい対応が採られるであろう事が予測される。
 そしてそれが緩和されるのは、(運が良かったとして)上記のように2週間後。
 品川区や中央区はフリーの使用を中止にしただけで、予約済みの施設使用者に対して、中止勧告はしていない模様。
 けど、これから益々「自粛気運」が醸成され、「同調圧力」が増してゆくと、新宿区のように、「休館&使用料返還」の動きもありえる。
 問題は、そのような社会情勢にあっては、「新講座の開催を大きな声で宣伝するワケには行かない」であろうこと。

というワケで、こ~~っそりと

・初心者向け内家拳(形意拳・八卦掌・太極拳)講座
・水曜 12:45~13:45
・戸越体育館地下;武道場
・伝統武道会&三宗内家拳(河田秀志)
・初めの3回は無料

というスペックで、「健身・美身・若返り」に効果が見込める内家拳の練功法をお教えしようと考えています。
 興味のある方は、
sandayuko@gmail.com まで、一報戴けると嬉しいです。(^_^;)

 う~~~む、今なら、普段は予約が取りにくい店も取れるかもと考えていたけど、ソッチもちょっと難しそう、かな?

電脳護身】「ミイラ取りが…」

前の投稿で疲労を貯めない方策として、半身浴がお奨めと書きました。
ここ数年は、半身浴中に30分ほどNews Blogをチェックするのが習慣になっています。(紙の本は、濡れてゴワゴワになっちゃいますからね。(^_^;))

で、一度流れてきた記事を読んだ為なのか、最近はGoogleChromeさんが、「ZakZak」なる夕刊フジ運営のサイトの注目記事を教えてくれます。
3/6に「『とくダネ!』で三浦瑠麗の“キラーパス”を受けて馬脚を現した宋美玄 「え、あ、私は…シッターとスタッフが…」の“上級国民”ぶりhttps://www.zakzak.co.jp/ent/news/200306/enn2003060011-n1.html
という記事が流れて来たので、、読んだところ、国際政治学者の三浦瑠麗さんを「褒め殺し」している記事でした。
三浦さんは、『シビリアンの戦争』以降注目しているんですよね。(と言っても、3册ですけど。(^_^;))

で、「褒め殺し」している執筆者とは誰なんじゃいなと気になって、件の記事にも「もし録画している方がいたらご確認ください」と書いてあったので、見てみたら、、、、、。

時系列がグチャグチャになっており、完全に脳内で再構築した「フェイクニュース」と呼んで良いモノでした。

記事には、
1)三浦が自身のパーフェクトな女性像を吐露後、隣の宋女史にキラーパス。
2)宋がそれまでの「”ふつうの母親”目線」と異なる行動をとっていたコトを漏らしてしまい、三浦が冷たい視線を送った。

とありましたが、実際は

1)伊藤アナが「宋さんはどうしてますか?」と聞き、それに宋女史が上記の内容を答える。
2)しばらくして、三浦が自身のパーフェクトな女性像を吐露。

という流れでした。
で、夕刊フジだからね、と記事を鵜呑みにしないでチェックしたワケですが、実はこの記事、「TABLO 人にやさしいニュースサイト」なるサイトの編集部の記事の転載でした。

で、その「TABLOとは?」を見ると
https://tablo.jp/about-tablo
優しいニュースサイトを形成し、反ヘイト・反フェイクの立場からニュースを配信する
と書いてありました。

まあね。記憶は時系列順に保存されるのではなく、バラバラのブロックが自身の考えるストーリー順に再構築されるものだとは言え、そういう風にストーリーを構築してしまったのだろうな、と。
ま、「他山の石」として、自身が健康について語る資格を無くなさいように留意しないと、と。(^_^;)


と、いうワケで、久しぶりの「電脳護身」(電脳世界における護身的心得)でした。(^_^)




晴功雨読の日々】「免疫力」に関する小ネタ:「四快」

新型コロナウイルス関連で世間が「免疫」に関して喧しい。(そうか、正しくは、、カマビスシイだったのか、、、。(^_^;)

それに関連して、「コレを食べると免疫力が劇的にあがる」というフェイクニュースが花盛りなのも、漏れ伝わってきますね。(^_^;)

短期的に免疫力を上げる方策は浅学な為知らないのですが、長期的に上げる方策ならいくつか知っているので、書いてみます。

1:快眠……疲れを貯めない、快眠環境を整えるコト。⇒半身浴・就寝前ストレッチなどがお奨め。

2:快食……偏食なく、多品種&野菜を多く食べるコト。⇒今の季節は鍋料理がお奨め。

3:快然……「快然」とは、「心地よいさま。気がかりのないさま」、つまり、ストレスの低い精神状態のコト。⇒それには、「ポジティブ・シンキング」と「瞑想法/呼吸法」が有効。

4:快動……武術などの心地好い運動(^_^;)

少し前に、「快食・快眠・快便・快重(体重)・快動、なる『高齢者の5快』」というのを知ったのですが、「免疫力を高める四快」と言えるかな?、と。

晴功雨読の日々】「不都合なエビデンス」

 「メタ解析」によって、「母集団中の不純物」が除去され、「偽の相関」が除去されるようになってきているようです。

■「酒は百薬の長」、、、かな?
 私のような「かつての大酒飲み」(※1)にとって、マズいことに、少し前までは日本の先達の研究で、「1日一合程度が一番長寿」と出ていたのが、「アルコールは飲まないほど良い」という結論が2018年に、最も権威ある五大誌のひとつである「Lancet」に出てしまった模様です。※2

 で、「なぜ日本の研究が否定されることになってしまったのか?」をつらつら考えてみるに、「酒を飲まない人」の中に、“酒を飲めなくなった人”が含まれていたせい」ではなかろうかと。
 つまり、「酒を飲まない」のではなく、「飲みたいけど、医者に禁止された」&「体調が悪くなり、酒が飲めなくなった」という、健康状態が低くなった人達が含まれていたため、「飲まない人」の平均寿命が「少し嗜む健康な人」より短くなったのであろうと。

 と、すると、酒飲みは、喫煙者を笑えないコトになってしまうな~~~。(※4)

■「“Diet”とは、忌まわしき4文字言葉である」

 コレは少し前に亡くなった金子隆一の名言なんですけどね。(掘り下げは、改めて、、、。)

 上と同根なことが、「少し小太りの方が長寿、の否定」にも言えます。(※3)
 これは、健康診断後最も疾患にかかる率の低い「理想体重(BMI;22)」より5%ほど重い『小太りの人』が一番長寿だと保険会社のデータで明らかになった」と、30年以上前に知り、ず~~~と、「おかし~な~?」と感じていたものです。
 つまり、コレも、母集団のなかに、「体調を崩して痩せた結果、結果理想体重に近づいた」人が含まれていたため、理想体重の平均寿命を押し下げていたのだろうな、と推測できます。

■「イケてる都会的な女性は、ヨガとサプリ~(云々)」

コレは、先月大岡山で食事をしていたら、小耳に挟んだ隣席のカップル(未満らしき)の女性の発言。(危うく「短命になりますよ」と言いそうになっちゃった。(^_^;))

「マルチビタミンでは6%、ビタミン臨では10%、葉酸では15%、鉄で10%、マグネシウムでは8%、亜鉛では8%、銅では45% 、それぞれ飲んでいたグループの総死亡率の方がかえって高かった」という恐ろしいデータ(※5)が出ています。
 勿論、日本以上にサプリ業界が大きいアメリカでは黙ってなくて、「男性はがんと診断される可能性が8%低かった」等の反証データの収集に躍起になっている模様です。

 コレは上記の2つと、「同根、だけど逆に現れた例」かな?、と。
 つまり、「『健康に不安がある』から、サプリメントを採る」人が多いのであるから、当然、その平均寿命は下がることが見込まれます。
 彼女のように「(肉体的には)健康だけれど、サプリを採る」クラスタが増えれば、マイナスの量も減るのかな?と。
 ココで気をつけなければいけないのは、「健康不安のクラスタが含まれるから、平均寿命面でのマイナスが減ることが予測される」こと=「マイナスがすくなくなる可能性がある」ことは言えても、「有効であることは証明されていない」点です。

 一時期「総合ビタミン剤」を飲んでいたこともある私には彼女の「(業界の)洗脳」を笑う資格はないよね、と。(^_^;)

※1 最近は、ズイブンと減ったんですよ、と言い訳をしておく。(^_^;)
 健康診断の結果で一番気にしているのは、「肝機能」の数値だったりする。(^_^;)
※2 小ネタをひとつ。ミスリードを期待する記事は、「有名な医学雑誌に掲載された」と、掲載誌をごまかします。(^_^;) 調べられると、ウソがバレちゃうからでしょうね。
※3 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4032609/
※4 と、いうことで、「引退後の生存率は、週に1~2回の中程度の酒飲みが一番高い」などという記事の続報に期待しませう。(^_^;)
※5 左卷健男著『病気になるサプリ』

「不都合なエビデンス」にするか「不愉快なエビデンス」にするかで、悩んでしまった。(^_^;)

新型コロナウイルス雑感

(帰国されて直後の劉老師に)「教室の様子はどうですか?」と聞かれて、「ウチの道場はボチボチです」と答えて、「そうではなくて、代講した1週間の様子は?」と聞か返されて、“そうだった。このところ新型コロナウイルスの騒ぎで、先週の事に関する感心がメッキリ低下していたな”と。(^_^;)

で、少し書いたように、先週(今回)は劉老師の代講で、主に「導引法」をお教えしたんですが、中級者以上の方が多い教室には、もっとHardな方がウケが良かったかも、という反省点があったことをお伝えしました。(^_^)

実は中国武術界界隈でも、今回の騒ぎでいろいろとイベントが延期になったりしています。(^_^;)

まあ、マスコミに騙されやすいTypeでは(二人とも)ないので、現状に対する不満や不安を共有して盛り上がることもあまりなかったのですが、、、、。(^_^;)
春節の期間中帰省されていた劉老師にとっては、(近隣に感染者がいなかったとはいえ)エポック的な出来事がいくつかあったようです。

曰く、
友人を招いて宴会をしたところ、有名店でいつも満席なのに4人だけで、貸切状態だった、とのコト。
南の方で感染者がない地域でも、そうなんだ、と。(^_^;)(危機感の無い、日本よりいいのかな?)

他にも、閑古鳥が鳴いている商店街というのは、劉老師にとっても初めてだったみたいです。(^_^;)

そう言えば、(帰国後、日本で)いくつかのスポーツクラブの教室が休講になったとのこと。
2重(感染症の心配があるとき、人が集まる機会を減らす&中国帰国者との接触に時間を置く)の意味で、安全策を取ったんだなと納得しました。

他方、私はというと、「免疫力が強いから、大丈夫」と考えて、全然平気なんですし、「騙されないゾ!」という意識の方がが強いンですけどね。(^_^;)





『導引法』指導雑感

 先週から今週にかけて、所用で帰国された劉老師に代わり、数教室を代講していました。

 で、今回は、「長期的な柔軟度の向上」だけでなく、「疲労回復・養生・治癒・長生」が見込める『導引法(ストレッチ)』をお教えしてみました。
 そして、今更ながらに、『導引法』のキモである「気持ち良く伸ばされる(負荷)」という、『主観』を伝達することの難しさを痛感しています。

 自分とこの道場だと、何度も見せることができますし、繰り返し説明できるので、次第に丁度良い負荷をかける事ができるようになります。

 が、(今回や、セミナーのように)1回だけ見せたり説明して、「できるだけ多くの人に、適切な負荷を理解して貰う“表現法”って何だろうか?」と考えると、反省することしきりです。

 ついつい「~しない表現」を使いそうになってしまいます。
・勢いを付けない……と言われても、自分が勢いをつけている事に気づいていなかったりしますし、、、。
・痛くしない……「コレくらい痛いウチに入らない」と考えてしまいがち、なんですよね、、、。
・無理をしない/目を瞑らない/息を止めない、等々。

 で、「導引:導く、引っ張る」から、
「(重力に)導かれる、引き寄せられる、ように伸びる負荷

「硬くなったり、引っ張られているのを感じる姿勢から少し戻して、楽過ぎるのではないかと思う程度の負荷」
という表現になりつつあります。

 自分としては、「より良い=より多くの人が、より深く理解できる、表現&指導法」を考えて悩んでいるワケですが、実際はお教えしたほぼ全ての人が「温泉上がりのような体温上昇と脱力感」を体感できたようで、喜んで貰えたようでした。

 「翌日~翌々日に、もう一度やりたいと思うのが適度な負荷。やるのを躊躇するようなら、ツイツイ強くしすぎていたんですよ」と補足しておいたのですが、結果をお聞きできる機会はいつになるかな。(最悪、年末の「武功協会発表会」?(^_^;))

 ぱっと見と言うか、外見的にはそれぞれがやってきている準備体操やヨガにも「ほぼ同等な姿勢」がある為、ツイツイ自分がそれまでやっていた負荷に『引き寄せられ』がちなんですよね~~~。(次にお会いしたときには、半分くらいの人が、ソチラに「変化」している可能性大、カナ? (^_^;))

搞活】「散打とは(能力の)“解放”である」……散打をカッコ良く表現してみる。(^_^;)

フム? 次の様な表現が可能ではなかろうか、と

1)「習熟」過程……基本功や套路練習により、身体作り、勁の出し方などを習得する。
2)「活用」過程……パフォーマンス(表演)により、習熟した能力を実演/実践してみる.
3)「解放」過程……ライトスパー~散打試合等、「対戦攻防」下において、応用・転用・アドリブ(

=能力を解放)して、新たな「解」をみつける。
===============
1/13(月)は、戸越体育館で「散打セミナー&ライトスパー交流会」を実施しました。

まず、「散打セミナー」で、劉老師の動きを間近に見て、かつ触れて貰い、脳にその動きをたたき込んで貰いました。
 看取り稽古(ミラーニューロン)の欠点は、習った時はできたのに、後になるとできなくなってしまうことがある点なんです。
 対策としては、反復練習をして身体に染み込ませるしかありません。

というわけで、今回はその為の「初心者向けライトスパー指導」の時間を作りました。

散打の要訣として
「守中用中」「内外相合」「上下相随」「相連不断」「相連不断」「攻守一体」「胆気・勇気」「剛柔相済」
などがあります。

初心者の理解を深める為、以下の順番で指導しました。

1) 「相連不断」指導
今回は、肩関節群の「縦回転(前後勁)」による「5連続突き」をやってもらいました。(何人かが体験した、体幹を使った「横回転打法」は次回のお楽しみ(^_^))
 散打経験のない参加者に、相手の面を打つのを遠慮している様子が見られたので、二人に余った面を持って貰い、残りの8人には寸止めせず、打ち込む様に指導しました。(ひとつ、ピキッというイヤな音がしたんですよね、、、。(ρ_;))

2) 「上下相随」指導
 「上:上肢の動き」に、「中:体幹の動き」と「下:下肢=歩法」の勁力を合算し、威力と間合いを制し、相手が下がっても威力のある打撃を継続する練習をしました。

皆さん、きちんとした老師に習ってきたのが判ります。
 性格が良くて、暴力に触るうことなどなかったのでしょうね。
 「当てて良い」ことを理解すると、散打経験のない5人も、すぐに「虚打(当てない攻撃)」ではなく、「実打(実効/威力のある攻撃)」が可能になりました。(^_^)

というワケで、ここまでが「活用」過程。
相手からの攻撃がない状態で、自分の身体が習得した技術・勁力を活用して、威力を上げて貰いました。

3)ライトスパー(「解放」過程)……「胆気・勇気」
難しいコトは考えず、ともかく今回習った「相連不断の5連打」を出す、攻撃する「勇気」を実践して貰いました。
ココでも未経験者(=性格の良い人)の特徴が出て、他の暴力に触れて来てないので、顔面の防御が疎かになりがちでした。(^_^;)
相手の攻撃やフェイントに動じない「胆気(胆力)」の会得は、数をこなして貰う事で、、、。(^_^)
攻撃が単調で、出す技がわかっている為、友好大会経験者にイイようにカウンターを取られる場面も目にしましたが、ソレはご愛敬で、、、。
ソレでも、散打未経験者の人も、それなりの攻防ができるようになりました。(こういう、「長足の進歩」を目の当たりにできるのが、主催者の歓びのひとつなんです。)

 練習後は、劉老師行きつけの「万里」で交流会。(^_^)
初めて散打をした劉老師のお弟子さんに、「午前中の自分と対戦したら?」と聞いて見たら、「8割以上」の実感をもっているようでした。(^_^)
2020-01-13_セミナー

搞活】「散打とは(能力の)“解放”である」……散打をカッコ良く表現してみる。(^_^;)

フム? 次の様な表現が可能ではなかろうか、と

1)「習熟」過程……基本功や套路練習により、身体作り、勁の出し方などを習得する。
2)「活用」過程……パフォーマンス(表演)により、習熟した能力を実演/実践してみる.
3)「解放」過程……ライトスパー~散打試合等、「対戦攻防」下において、応用・転用・アドリブ(

=能力を解放)して、新たな「解」をみつける。
===============
1/13(月)は、戸越体育館で「散打セミナー&ライトスパー交流会」を実施しました。

まず、「散打セミナー」で、劉老師の動きを間近に見て、かつ触れて貰い、脳にその動きをたたき込んで貰いました。
 看取り稽古(ミラーニューロン)の欠点は、習った時はできたのに、後になるとできなくなってしまうことがある点なんです。
 対策としては、反復練習をして身体に染み込ませるしかありません。

というわけで、今回はその為の「初心者向けライトスパー指導」の時間を作りました。

散打の要訣として
「守中用中」「内外相合」「上下相随」「相連不断」「相連不断」「攻守一体」「胆気・勇気」「剛柔相済」
などがあります。

初心者の理解を深める為、以下の順番で指導しました。

1) 「相連不断」指導
今回は、肩関節群の「縦回転(前後勁)」による「5連続突き」をやってもらいました。(何人かが体験した、体幹を使った「横回転打法」は次回のお楽しみ(^_^))
 散打経験のない参加者に、相手の面を打つのを遠慮している様子が見られたので、二人に余った面を持って貰い、残りの8人には寸止めせず、打ち込む様に指導しました。(ひとつ、ピキッというイヤな音がしたんですよね、、、。(ρ_;))

2) 「上下相随」指導
 「上:上肢の動き」に、「中:体幹の動き」と「下:下肢=歩法」の勁力を合算し、威力と間合いを制し、相手が下がっても威力のある打撃を継続する練習をしました。

皆さん、きちんとした老師に習ってきたのが判ります。
 性格が良くて、暴力に触るうことなどなかったのでしょうね。
 「当てて良い」ことを理解すると、散打経験のない5人も、すぐに「虚打(当てない攻撃)」ではなく、「実打(実効/威力のある攻撃)」が可能になりました。(^_^)

というワケで、ここまでが「活用」過程。
相手からの攻撃がない状態で、自分の身体が習得した技術・勁力を活用して、威力を上げて貰いました。

3)ライトスパー(「解放」過程)……「胆気・勇気」
難しいコトは考えず、ともかく今回習った「相連不断の5連打」を出す、攻撃する「勇気」を実践して貰いました。
ココでも未経験者(=性格の良い人)の特徴が出て、他の暴力に触れて来てないので、顔面の防御が疎かになりがちでした。(^_^;)
相手の攻撃やフェイントに動じない「胆気(胆力)」の会得は、数をこなして貰う事で、、、。(^_^)
攻撃が単調で、出す技がわかっている為、友好大会経験者にイイようにカウンターを取られる場面も目にしましたが、ソレはご愛敬で、、、。
ソレでも、散打未経験者の人も、それなりの攻防ができるようになりました。(こういう、「長足の進歩」を目の当たりにできるのが、主催者の歓びのひとつなんです。)

 練習後は、劉老師行きつけの「万里」で交流会。(^_^)
初めて散打をした劉老師のお弟子さんに、「午前中の自分と対戦したら?」と聞いて見たら、「8割以上」の実感をもっているようでした。(^_^)
2020-01-13_セミナー

『私説幸福学:各論』-2

……武術で幸せになる方法、その具体的行動指針

●幸せになるお金の使い方
◆経験を買う
「経験」にお金を使う方が幸福度が高い。(旅行やご馳走の方が、モノを買うより幸せを感じる。)物質的満足と幸福度は同じではない。

①社会的なつながりが生まれる経験、
②思い出話になりそうな経験、
③自らが望む理想の自分像に結びつく経験、
④めったにないチャンスを与えてくれる経験。

(武術の)希少性は価値を増す。

◆ご褒美にする
「楽しみを与えすぎると感謝しなくなる」。人は初めは喜んでいたものも、何度も繰り返されると当たり前に感じ、慣れて感謝の念が薄くなっていく。

◆時間を買う
「(武術をやる)楽しい時間を買う」という発想

◆先に支払って、あとで消費する
◆他人に投資する
人の為にお金を使う事、これは幸せをお金で買う最も優れた方法である。
「与える喜び」は人間の生まれ持った性質である。

●食住接近;会社の近くに住む
・幸福度を下げる要因中1&3位
1. 朝の通勤(電車など)
2. 仕事
3. 夕方の帰宅(電車など)
・通勤片道1時間のインパクトは、失業するのと同程度
・通勤に23分は給料19%upに相当

●「ポジティブトーク」をする。クセをつける。
・「さらに」と助言する点が重要。「しかし」や「ただし」といった否定は必要ない
・「お疲れさま」は禁止。⇒「はい。元気?」「ありがとう、またね」

■おまけ、ネガティブ(~しない)情報
・ネガティブな (悪口・グチ・他罰・ただ乗り) 話題の多い人・組織との付き合いは減らす。


『私説幸福学:各論』-1

……武術で幸せになる方法、その具体的行動指針

総論(と、最も重要なパラダイムシフト)
・「して貰う」より「してあげた」方が幸福度は大きい。“Give is Take
・消費者から生産者・関係者へJob Changeする。
・「コップ半分も~」のポジティブシンキング
・『人間は「有利だ」と聞かされたものを、「好きだ」と錯覚してしまう、そのように教育を受ける。』マリリン・ファーガソン
・『「人は、「はやっている(人気がある)」「有利と言われている」モノを“好き”だと錯覚する』堺屋太一

各論:具体的行動指針
●健康な人/幸福な人/好きな人との付き合いを増やす。幹事役を買って出る
煙草を吸わない健康なひとの幸福度は高く、不健康な喫煙者の幸福度は低い。
幸福なひとは幸福な隣人と、不幸なひとは不幸な隣人とつき合う傾向があり、ネットワークの本線にいるほど幸福度が高い
楽しい友だちとは近づき、楽しくない友だちとは距離を置くような物理的に最適な場所を見つけるべく、努力する。
 武術の道場には、健康な人/幸福な人/好きな人/尊敬できる人が多く集まる。
 付き合いの幹事役は、人のサポートにもなり、幸福度が増す。
また、好きな人に好いて貰う近道。

●多様な友人を持つ
友達(親密な他者)が多いかどうかはあまり幸福には関係なく、多様な友達がいることが、幸せに影響する。同じような友達がたくさんいる人よりも、多様な友達がいる人の方が、幸せな傾向がある。
武術の道場に集う人は、多様な職業・分野にまたがる事が多い。