思うに、昔この手の話が受けなかったのは、「(数値・数式を)主に否定に使っていたから」なような気がします。
地上より威力が減ったり難しくなったりしても、無効ではないでしょうから、今回は「比較的有効」かつ、「困難さをどう克服するか」に視点を移して、妄想してみたいと思います。(禁ネガティブ思考!(^_^;))
●パターンA:微少重力+狭空間 (キボウモジュール:直径4.4m)
コレはもう現実でもありえますね。
「キボウモジュール」って直径4.4mだから、内径は4m弱なんだろうと。
とすれば、反対側にいる敵に向かって、壁を蹴って「飛び込み突き」のように攻撃するのはアリでしょう。
避けられたら、壁に向かって受け身を取ればよいかと。(1mの高さからの受け身ってよくあるコト)
●パターンB: 微重力+広空間
「2001年宇宙の旅」のディスカバリー号の人工重力居住区のような空間って、近未来にありえるのか?、という疑問が、、、、。(^_^;)
●パターンC:低重力+狭空間
「オデッセイ」(原作『火星の人』)にあったようなモジュールですね。
●パターンD:低重力+広空間
むか~しのSFドラマにあったような、ドームシティですね。
一番有名なのが「ルナ・シティ」かな?
コレも近未来(自分が生きているウチ)には難しそうです。
と、いうワケで、当面AとCについて、妄想を弄んでみようと思います。
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〈1〉ジャブ系の打撃
ジャブとは、“拳のような「軽いモノ」を「素早く」動かすことにフォーカスを当てた打撃法”と言って、さほど反論はこないと思います。
ジャブの場合、最重要なのが「スピード:(先端部の)の速度」です。
内家拳には「鞭手」という、(全身+)上肢関節群を用いて、多関節で加速した指先で顔面や目を狙う技法があります。
〈2〉ストレート系の打撃
ジャブの最重要項目が「スピード」だったのに較べ、ストレート系の場合は「力積」になるかと思います。
力積を大きくするには、より多くの質量を動かすことが必要であり、地面を蹴って、全身を移動させ、それに上肢の打撃を加算させます。
太極拳の要訣に、これを的確に表した「勁は踵より生ず」という言葉があります。
〈3〉外向勁・内合勁
各々の門派・流派で、「十字勁」「沈墜勁」等いろんな言葉で説明されています。
私は、外向勁・内合勁という言葉で説明しています。
「上半身/下半身」「右半身/左半身」「前半身/後半身」を外方向に動かせば「外向勁」、内方向に動かせば「内合勁」です。
中国武術の特徴として上げられる「寸勁」によく用いられている身体技法です。
ザックリと、
〈1〉 ジャブ系……A~D:◎(ほとんど、地上と変わらない)
〈2〉 ストレート系……A:○、B:△、C:○、D:△
〈3〉 外向勁・内合勁……A:○、B:○、C:○、D:○
な、感じかな?、と。