「恫喝に屈して守秘義務を破った結果」についてそこそこ騒ぎになっている様子です。武術(護身)に係わる人間として、チョット斜めかもしれない関連次項を少し。
「護身」において一番重要なのは、「事前回避」だと常々口にしているのですが、「危険な相手と至近距離で対応する必要がある」事態も想定されます。
「暴力の臭い」に屈するのは論外として。武術に興味がある人でも、暴力に触れた経験がなくて、どのような攻撃があるか、どのように防御したらよいのかという「発想」自体を持たない人も増えているようです。「用法」で想定している「攻撃」に戸惑っている気配を感じる事もママあります。
上記の話をしていたら、ちょうど今、クレーマーと対応しているという会員がいました。
というワケで、日曜日は「業務で、暴力を振るうかもしれない相手と至近距離で応対する必要がある(が攻撃は許されない)状況に於ける護身」、すなわち「業務護身」をやってみました。
「業務護身:第一講」
1)構え:待機のポーズ(接客業で主流になりつつあるらしい、直立し股間近くで手を重ねた姿勢)
2)手法:「直には内/横には外」直打(ジャブ・ストレート等矢状面を通る攻撃)には、内受け、横打(フック等前額面を通る攻撃)には、外受け(攔手)で防御する
◆指導上の備忘録
・重心は踵⇒中足
・見えない程度に膝を曲げる
・指を組まず、虎口を合わせる
※これらは皆、「構え」ではなくて「休め」になっている為だな、と。