かつてゼロサムないしマイナスサムであった時代、「敵」は“外”にいた。
収穫物の簒奪を狙う野盗、生活圏が重なり水利や燃料で諍いとなる近隣住人など。
それら「外部の敵」から、生命財産を守る為に、「武術」は生まれ発展してきた。
今、プラスサムの、情報・物流が氾濫の域に達し、“Win-Win”の関係を目指す時代。
自分の生命財産を損なう「敵」は“内(ナカ)”にいる。
将来の饑餓に備え、食料豊富な時期に脂肪を体内に貯め込む事は、生命維持の為には必要な事であった。
しかし現在、少し前にあった米の不作の年でも飢えることがなかったように、万年栄養過多状態が続いている。
結果、無意識に蓄えた脂肪(特に内臓脂肪)は、高血圧、脂質異常、高血糖、肥満という死の四重奏を奏で、個人の生命財産は基より、国家の財政を脅かす存在となってきている。
社会に貢献する能力を失ったものは淘汰され、消えゆく運命にある。
今改めて問う!
「ゼロサム時代に生命財産を守る為に発達した武術」は、このプラスサムかつ栄養過多の時代に何を持って貢献すれば良いのだろうか?と。
===============
ちょっと前から、「社会に貢献する能力を失ったものは淘汰され、消えゆく運命にある」といのが気になってたんですよね。
「(リスクの極大化で)危機感を煽る」のと「(虚構利益で)射幸心を煽る」のは(詐欺師の常套手段なので)やりたくはないなあ、と。(^_^;)
「有益さ」「有能さ」とは『問題解決能力』だと思うのです。
「武術」という「身体運用科学」の“引き出し”から、『社会貢献』できる技術・知識を洗い出して、「社会に有益さをもたらす」ことにより、「武術がより親しまれる」事に繋がるという“Win-Win”の関係が構築されるとよいなぁ、と。(^_^)
幸い、(世の中メタボリックシンドロームとコロナ太りの話題で喧しい)現時点で日本(人)最大の敵は「内臓脂肪」のようです。
そこで、『走圏』以外にもあるであろう「Fat Maxゾーンでの運動に適した練習法」により、「愉しく脂肪削減」できることをアピールするのは、有益なんではなかろうかと。(^_^;)